肺がん(胸膜播種)6年目で思うこと |
昨日から肺がん(胸膜播種)も6年目に入ることができた。
奥さんをはじめ、多くの人に助けられとても感謝している。
今までタキソール(パクリタキセル)、イレッサ、ジェムザール、タルセバ、
アリムタ、TS-1、ドセタキセル、イリノテカン、カルセドと9種類の薬をやってきた。
来月、カルセドの効果がないと判断された場合は10種類めの薬、ナベルビンになる。
今まで多くの薬をやったものだ。
今年はイリノテカンで今までの中で最もひどい嘔吐に悩まされ、心が折れてしまった。
次のカルセドは今までの薬の中で副作用が最も軽く、体調は今までで一番よいのだが、
腫瘍マーカーは過去最高の数字になってしまった。
思うようにはいかないものだ。
4年目の春に脳転移が見つかりもうだめかと思ったが、エックスナイフで処置できた。
今年は新しい脳転移が2回もみつかり、1回目はエックスナイフ、2回目はノバリスで
なんとか処置している。なんと、脳の放射線はもう3回もしている。
脳はもぐらたたき状態であるが、幸い頭痛やしびれ、目眩はしていない。
5年目の夏にはなかなか胸水が止まらず、この時は一番肺が痛く咳も止まらず
一番の危機であったが、胸腔ドレナージとドセタキセルでなんとか止まった。
また、左大腿骨への骨転移が見つかり放射線で処置したが、
いまだに左大腿骨に少し残っていて痛い。
その時から骨を強化する為に、毎月ゾメダの点滴をしている。
血栓症から始まった浮腫みはワーファリン服用でなんとかおさまっている。
今も毎日4錠服用しており、出血しないように気をつけている。
この先、どうなるのか全く予想がつかないが、今は体調がいいので
なんとかこのままの体調を維持していきたい。