素晴らしい人でした |
ある女性がいます。
彼女はシングルマザー。
高校生と小学生の3人のお子さんを育てています。
「最近ね、再婚したいなぁ~って思うようになってきたの」
相手がもういるのかと聞いてみると、
まだ相手はいないとのこと。
高校生のお子さんは(お母さんの)負担が減るから、と再婚に賛成で
小学生のお子さんが「お父さんが欲しい」と言ったそうです。
「年齢的にもう出産は無理だけど、
そういった事を含めて(子供達の事など)
全て受け止めてくれる人がいいな」と言いました。
「前向きに考えられる事っていい事だよ」と私。
・・・でも、なかなか出会いがないそうです。
「私はまだそういう気持ちにはなれないかな。
これからもそういう気持ちにならないかもしれない。
嫌いになって別れたわけじゃないからね。
それに夫はとても優しい人で頼りになる人で素晴らしい人だった。
多分、夫よりも素晴らしい人っていないと思うよ。
仮にそんな人がいたとしても、
一緒にはならないかな。
どちらかが先になるかは分からないけど
またこういう事を(死別)経験したくないのよね。
まぁ、確かに独りは寂しいって思う時も時々はあるけどね・・・」
私の話を聞いて
「(夫の事を)素晴らしい人って言えるところが羨ましい」と言われました。
私にとって
夫は素晴らしい人でした。
13年間の短かった結婚生活でしたが
本当に幸せだったんです。