今日は午後からワーファリンの効き目を確認しに午後から病院へ行った。
約1時間待たされた血液検査の結果、血栓の指標のDダイマーの数字が効き過ぎる為、4錠から3錠になった。
待っている間、新薬の情報を携帯のネットで調べていたら、新薬ジオトリフ錠(一般名:アファチニブマレイン酸塩)が厚労相の薬価収載予定の4/17に載っていた。
先生に調べてもらったら、厚労相の名前がでているから、ガセネタではないという。
いよいよ4月末から入院して新薬のスタートである。
効いてくれればいいのだが。。。
【ジオトリフの効能・効果】EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌
【ジオトリフ用法・用量】通常、成人には1日1回40mgを空腹時に経口投与する。
尚、患者の状態により適宜増減するが、1日1回50mgまで増量できる。
かつて、この非小細胞肺癌の化学療法ではプラチナ(CDDP)製剤が主流であったが、その後、癌細胞の増殖に関与する上皮成長因子受容体(EGFR)のチロシンキナーゼを選択的に阻害するゲフィチニブ(一般名イレッサ)、エルロチニブ(一般名タルセバ)が臨床使用されるようになり、治療成績も飛躍的に向上した。
今回、承認されたジオトリフも、上記のイレッサなどと同様に、EGFRに対するチロシンキナーゼ阻害作用を有する薬剤である。しかし、既存薬がチロシンキナーゼに対して可逆的な阻害作用を示すのとは異なり、ジオトリフは不可逆的な阻害作用を示すのが特徴である。
具体的には、EGFRのチロシンキナーゼドメインのATP結合部位に共有結合して不可逆的に阻害することで、癌細胞の増殖を抑制するとともにアポトーシスも誘導し、抗腫瘍効果を発揮する。
海外での臨床試験[国際共同第III相臨床試験(1200.32試験);標準治療をペメトレキセド(一般名アリムタ)+CDDPとして比較検討]で、無増悪生存期間中央値が標準治療群6.9カ月に対してジオトリフ11.1カ月と有意に延長したことが報告されている。
薬剤使用に際しては、承認時までの臨床試験において、ほとんどの症例で副作用が認められていることに十分な注意が必要である。
50%以上に認められるのは、下痢、発疹、爪囲炎、口内炎などであり、重大な副作用としては、間質性肺炎、重度の下痢、重度の皮膚障害、肝不全、肝機能障害、心障害、皮膚粘膜眼症候群、消化管潰瘍、消化管出血が報告されている。