11回目の月命日 |
去年の今頃は
自宅介護に向けて準備を開始した頃で
バタバタしていました。
そして、主治医のドクターから
今後は意識レベルの低下と急変があるかもしれない、と言われました。
(夫はその時、検査で不在でした)
ショックでした。
そんなバカな・・・と信じられませんでした。
でも、この事は夫に言えませんでした。
誰にも言えませんでした・・・。
・・・言えるわけがない・・・
この頃からでしょうか、
病院から帰る時は泣きながら運転をしていました。
淡々と書き綴った「妻から見た夫の病状(最後の入院)」。
今は読み返すのがとても辛いのです。
記録して残さなければ
細かいところはきっと忘れてしまっていたでしょう。
私はどんなに辛くても忘れたくなかったんです。
51日間の入院生活と自宅で過ごした4日間のことを。
じわりじわりと悲しみがやってきます。
11カ月前とは違う「悲しみ」です。
夫の命日まであと1ヶ月です。